〜教育と、教育観を再構築し続けるコミュニティ〜
ご報告が遅くなりました!
梅雨に入り、すっきりしない日が続きますね。
うちの家の前は田んぼなのですが、毎夜蛙の大合唱で、うるさいったらありゃしない、です(笑)
去る5/16、初の試み、「カフェde熟議」という場を開きました。
今、考えるべきことだと思い、「エネルギーのこれから」をテーマにしました。
「平日の夜だし、何人ぐらい集まってくれるかなぁ」とドキドキしながら、迎えた当日。
うれしいことに、箕面内外から、27人が駆けつけてくれました。
下は20代から、上は60代まで。学生、研究者、会社員、NPO職員など様々でした。

まず前半はスピーカー:ノリさんこと廣水乃生さんから、今起こっていることについて、また放射線や原発についての情報提供と、今エネルギーや原発についてどのような議論が起こっているかをお話いただいたうえで、ノリさん自身がそれをどう捉え、どうしていくべきだと考えているのか、を話していただきました。
「反原発の人たちは安全性の話をしていて、推進派の人たちはエネルギー供給の話をしている。違うチャンネルで話しているから議論がかみ合っていない。」
「自分はデータの裏付けがあるかどうか、で情報の信憑性を判断している。僕の信用している研究者によれば、元々原発の近くで暮らしている人ほど、発ガン率が高い。それはもう有為に。つまり、事故が起こったから、じゃなく、僕らはもう被曝している。その上で、原発をどうするか、考えた方がいい。」
「自分は脱原発の立場をとる。地域でエネルギーを自給していけるような仕組みを、まず特定の地域で、モデルとしてつくってしまおう。地元でそういう動きをしていけないか、と考えている。」etc...
後半はいよいよ熟議タイムです。
テーマは「私たちは今起きていることをどう捉え、どうしていけばいいのか」。

まずは5〜8人ほどのグループで話し合い、その後は全員で。
この場で一番情報と知識を持っているノリさんへの質問もしつつ。
「この場に明確に"反原発"っていう立場の人、いますか?いるなら、今の自分の生活をどの程度変える覚悟があるのか、教えてほしい。僕は、推進すべきとは思わないけど、自分の生活がどの程度変わるのか、不安がある。」
「私の父は原発にポンプをおさめる仕事をしていて、私も原発の近くに住んだこともあるし、身近なもの。でも、なくすべき。私はもともと最低限の電気で生活しています。」
「今すぐ全部止めるべき。電気の7割は産業界で使っている。そこが、計画的に節電をすれば、なくせる。今すぐとめても、すぐには影響はとめられない。」
「大企業が節電すればいいと言うが、やっぱり生産活動に影響が出る。私はメーカーにつとめているが、ラインが回らなくなると、社員を減らさざるを得ない。そうなった時、毎年3万人の自殺者がいるこの国で何が起こるのか、考えると怖い。」
「情報があふれている中で、何を信じていいのか、判断ができない。何が分からないのか、正直分からない。」
「原発がなくなる、ということにリアリティが持てない。」
「でも、原発が動いている、ということにもリアリティなんかないですよね。」
「私たちだけじゃなく、未来にどんな社会を残すのか、という問題。原発の影響は現時点では不確かかもしれないけど、このまま残して、影響を受けるのは、今や未来のこどもたち。自分が責任の持てないことはしたくない。だからなくしたい。」
様々な思いや考え、意見が出てきました。
すぐに答えが出るような問題ではありませんが、
まずはもやもやを言葉して、人と共有することの大切さを感じた場でした。
参加者の方で、「大阪南部でもやりたい!」と言ってくれた方もいて、これをきっかけに熟議の場が広がっていけば・・・!と思います。
この「カフェde熟議」はシリーズ化して続けていきますので、今後もご注目ください!
※NICOplusの千絵ちゃんプレゼンツのごはんも、評判でした♪
梅雨に入り、すっきりしない日が続きますね。
うちの家の前は田んぼなのですが、毎夜蛙の大合唱で、うるさいったらありゃしない、です(笑)
去る5/16、初の試み、「カフェde熟議」という場を開きました。
今、考えるべきことだと思い、「エネルギーのこれから」をテーマにしました。
「平日の夜だし、何人ぐらい集まってくれるかなぁ」とドキドキしながら、迎えた当日。
うれしいことに、箕面内外から、27人が駆けつけてくれました。
下は20代から、上は60代まで。学生、研究者、会社員、NPO職員など様々でした。
まず前半はスピーカー:ノリさんこと廣水乃生さんから、今起こっていることについて、また放射線や原発についての情報提供と、今エネルギーや原発についてどのような議論が起こっているかをお話いただいたうえで、ノリさん自身がそれをどう捉え、どうしていくべきだと考えているのか、を話していただきました。
「反原発の人たちは安全性の話をしていて、推進派の人たちはエネルギー供給の話をしている。違うチャンネルで話しているから議論がかみ合っていない。」
「自分はデータの裏付けがあるかどうか、で情報の信憑性を判断している。僕の信用している研究者によれば、元々原発の近くで暮らしている人ほど、発ガン率が高い。それはもう有為に。つまり、事故が起こったから、じゃなく、僕らはもう被曝している。その上で、原発をどうするか、考えた方がいい。」
「自分は脱原発の立場をとる。地域でエネルギーを自給していけるような仕組みを、まず特定の地域で、モデルとしてつくってしまおう。地元でそういう動きをしていけないか、と考えている。」etc...
後半はいよいよ熟議タイムです。
テーマは「私たちは今起きていることをどう捉え、どうしていけばいいのか」。
まずは5〜8人ほどのグループで話し合い、その後は全員で。
この場で一番情報と知識を持っているノリさんへの質問もしつつ。
「この場に明確に"反原発"っていう立場の人、いますか?いるなら、今の自分の生活をどの程度変える覚悟があるのか、教えてほしい。僕は、推進すべきとは思わないけど、自分の生活がどの程度変わるのか、不安がある。」
「私の父は原発にポンプをおさめる仕事をしていて、私も原発の近くに住んだこともあるし、身近なもの。でも、なくすべき。私はもともと最低限の電気で生活しています。」
「今すぐ全部止めるべき。電気の7割は産業界で使っている。そこが、計画的に節電をすれば、なくせる。今すぐとめても、すぐには影響はとめられない。」
「大企業が節電すればいいと言うが、やっぱり生産活動に影響が出る。私はメーカーにつとめているが、ラインが回らなくなると、社員を減らさざるを得ない。そうなった時、毎年3万人の自殺者がいるこの国で何が起こるのか、考えると怖い。」
「情報があふれている中で、何を信じていいのか、判断ができない。何が分からないのか、正直分からない。」
「原発がなくなる、ということにリアリティが持てない。」
「でも、原発が動いている、ということにもリアリティなんかないですよね。」
「私たちだけじゃなく、未来にどんな社会を残すのか、という問題。原発の影響は現時点では不確かかもしれないけど、このまま残して、影響を受けるのは、今や未来のこどもたち。自分が責任の持てないことはしたくない。だからなくしたい。」
様々な思いや考え、意見が出てきました。
すぐに答えが出るような問題ではありませんが、
まずはもやもやを言葉して、人と共有することの大切さを感じた場でした。
参加者の方で、「大阪南部でもやりたい!」と言ってくれた方もいて、これをきっかけに熟議の場が広がっていけば・・・!と思います。
この「カフェde熟議」はシリーズ化して続けていきますので、今後もご注目ください!
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CORE+は「教育にかかわる一人ひとりが、自分たちで考え、選び、動く、社会文化を創造する」ことをミッションに活動しています。
さまざまな学校やこどもの居場所へのスタディツアーや、多様な学校や団体が一堂に集う教育の祭典EDU★COLLEなど、イベントの企画運営を主に行なっています。
●連絡・問い合わせ先
〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-14-7
project.core.plus@gmail.com
さまざまな学校やこどもの居場所へのスタディツアーや、多様な学校や団体が一堂に集う教育の祭典EDU★COLLEなど、イベントの企画運営を主に行なっています。
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