〜教育と、教育観を再構築し続けるコミュニティ〜
みどりです。
2日目のレポートは私が書きまーす。
2日目は、9時から地域の朝市が始まるのでそれに間に合えばオッケーということで、
みんな思い思いの時間に起床。
昨日遅くまで話していたこともあってみんな、しばらくローテンションです。笑
各々にストレッチをしたり、しゃべったりしながら徐々に頭を起こして、朝市へ。
昨日バーベキューをした芝楽広場に着くと、すでに人でいっぱい!

芝楽の一角で、地域の小学校(実は私が週に2回働いてる学校)の5年生が、
総合学習で育った野菜を売っていました。
「僕らが作った野菜おいしいよ!」
「レタスはスープにぴったりですよ!」
と、それはもうすごい商売っ気で。笑
かぶを買ったら「さすが!お目が高い!」って言われたり…。笑
これで稼いだお金で、地域のカフェを借りて、キッズカフェを開くんだとか。
この地域は学校と地域がちゃんと手を取り合って、子どもを支えてます。
他にも、こんなお店が。

新鮮卵がけご飯と豚汁のお店 by NICO
ピンクのパーカーを着てるサエちゃんはグラフィックデザイナーで、
実はCORE+のパンフをつくってくれたのは彼女。

フェアトレードのオーガニックコーヒー屋さん。
そのお隣はインド人のご夫婦のチャイ&サモサ屋さん。
もちろん、新鮮で安いお野菜はもりもり売ってます。
地域の人たちで育てた大豆を手作りお味噌も売ってました^^
みんなは卵かけご飯や豚汁、サモサ(インド風の春巻?)などで朝ごはん。

朝市では、
「~さん、ひさしぶり!最近どうしてるん?」
「~のおばちゃん、元気やったか?」
というような声があちこちで飛び交っています。
私たちにも、「お姉ちゃんらは、どこの人?」と声がかかります。笑
こんなふうにおっちゃんとおしゃべりしたり。

来てる人たちの目的は、朝ごはんを食べることだったり、
野菜を買うことだったりするんだけど、
結果的につながりが保てたり、新たに生まれたりする。
こうやって、地域の人が月に1回、
集まって顔をあわせる機会ってめっちゃいいな~と思いました。
1時間ほど、朝市でのーんびりした後は、地域のフィールドワークへGO!
まず、朝市が開かれていた芝楽広場は、
もともと空き地だったところに芝を敷き、コンテナをドーンと2台持ってきて、
そこを地域のおっちゃんおばちゃんや若者子どもみんなで色を塗ったり、
デッキをつけたりして改装して今の状態になったんだそう。
このコンテナがまたおもしろいんですよ!
1つはチャレンジショップとして、地域の人が自分の出してみたいお店
(レストランとかマッサージ屋さん)を開けるようになってるんです。
今はデザイン事務所。
もう1つのコンテナは駄菓子屋さん。
3時から6時まで開いていて、中に座ってしゃべれるスペースもあって、
子どもたちの溜まり場になっています。
店番は地域の人たちが持ち回りでやっていて、
ここで、子どもたちとコミュニケーションをとることで、子どもの状況がつかめたりする。

芝楽広場には、コミュニティカフェNICOが隣接してるんですが、
このNICOもチャレンジショップとして、地域の若者が店長をしています。
おしゃれで雰囲気いいし、ご飯もすっごいおいしいですよ。
北芝は住民参加のまちづくりがすっごく進んでいるところです。
コミュニティ道路や公園など、行政任せにせずに、住民が集まって意見を出し合って、
どんなものにするか決めてきたんだとか。
ちなみにコミュニティ道路にあるケンパ道なるものがあります。
当時、小学校3年生だった子どもの意見が取り入れられたそう。
すごいですよね。
みんな楽しんでます。笑

私たちが昨日泊まっていた団地の集会所では、
週に2回「きたしば寺子屋」が開かれて、小学生たちが地域の人たちと勉強をしています。
北芝にはこんなふうに子どもやお年寄りの居場所や、
芝楽広場のような人が集う場所がいくつかあって、
そこを中心に人と人がつながれる仕組みが考えられていました。
他にもいろいろ面白いポイントはあるんですが、このぐらいにしときます。
(延々と書いちゃいそうなので。苦笑)
フィールドワークを終えて、
NPO暮らしづくりネットワーク北芝の前理事長・井上勉さん(愛称つーとんさん)から
北芝のまちづくりのお話を聞かせてもらいました。
北芝のモットーは、「お互いさま、助け合いのまちづくり」。

この日は、北芝で取り組まれている地域通貨のお話を中心でした。
北芝では、「100芝楽」っていう地域通貨というものがあります。
それを媒介にして、地域に住んでる人と人がお互いに自分が「できること」と
「してもらいたいこと」を、それぞれ交換し合う仕組みをつくったんだそう。
小学生が子どもNPOをつくって、
地域の清掃など地域の人に貢献できる活動をして地域通貨を稼いで、
それを元手にフリーマーケットを開催する、みたいなことがいろいろ起こったそうです。
こうやって地域通貨を循環させることで、
人と人がつながる仕組みができるっておもしろいですよね。
こうやって地域がゆるやかにつながっていくことで、居場所ができる人がたくさんいる。
もちろん子どもにとってもそうで、すごく大切な取り組みだなと思います。
その後、お昼ごはんをはさんで、午後からは地域の人たちがさらに合流。
北芝でこれからシステムをつくろうとしている「北芝キッズ」という
こども版地域通貨を使って、どんなことができるかをグループワークで考えました。

「こどもによる、こどものためのフリーペーパーとか作れるんじゃない?」
「朝ごはん食べてない子がいるから、NICOで朝ごはん屋をやれないかなぁ」
「じゃあ乳牛連れてきて、毎日子どもが交代で乳搾りとかよくないですか?」
「キッズカンパニーを立ち上げたいと思ってて・・・」
「これを使ったら、勉強をがんばろうって思える仕組みをつくれるよね!」
などなど、かなり盛り上がりました!
1つでも実現できたらいいな~。
参加者のMちゃんは、「フリーペーパー、マジでやりましょう!」と、
グループワークの後、地域の人に詰め寄って(?)ました。笑
参加者のみんなが今後も、この地域とつながってくれそうな予感がして、わくわくです。
その後、2日間を通しての振り返りをして、感想を出し合いました。
「つながるって大事だなーと思った」
「教育って、公立の学校のことしか考えてなかったけど、もっと広かったんだ」
「居場所って必要だなぁと思ったし、それをつくれる人になりたい」
「ほんまに楽しかった!」
うれしい感想をたくさんいただきました。
つーとんさんの話にもあったんですが、
出会いをつながりにするのが難しいんですよね。
でも、このツアーでの参加者のみんなとの出会いは、ぜったいつながりにしたいと感じました。

参加者のみんな、2泊3日お疲れさまでした^^
ありがとうございました!
2日目のレポートは私が書きまーす。
2日目は、9時から地域の朝市が始まるのでそれに間に合えばオッケーということで、
みんな思い思いの時間に起床。
昨日遅くまで話していたこともあってみんな、しばらくローテンションです。笑
各々にストレッチをしたり、しゃべったりしながら徐々に頭を起こして、朝市へ。
昨日バーベキューをした芝楽広場に着くと、すでに人でいっぱい!
芝楽の一角で、地域の小学校(実は私が週に2回働いてる学校)の5年生が、
総合学習で育った野菜を売っていました。
「僕らが作った野菜おいしいよ!」
「レタスはスープにぴったりですよ!」
と、それはもうすごい商売っ気で。笑
かぶを買ったら「さすが!お目が高い!」って言われたり…。笑
これで稼いだお金で、地域のカフェを借りて、キッズカフェを開くんだとか。
この地域は学校と地域がちゃんと手を取り合って、子どもを支えてます。
他にも、こんなお店が。
新鮮卵がけご飯と豚汁のお店 by NICO
ピンクのパーカーを着てるサエちゃんはグラフィックデザイナーで、
実はCORE+のパンフをつくってくれたのは彼女。
フェアトレードのオーガニックコーヒー屋さん。
そのお隣はインド人のご夫婦のチャイ&サモサ屋さん。
もちろん、新鮮で安いお野菜はもりもり売ってます。
地域の人たちで育てた大豆を手作りお味噌も売ってました^^
みんなは卵かけご飯や豚汁、サモサ(インド風の春巻?)などで朝ごはん。
朝市では、
「~さん、ひさしぶり!最近どうしてるん?」
「~のおばちゃん、元気やったか?」
というような声があちこちで飛び交っています。
私たちにも、「お姉ちゃんらは、どこの人?」と声がかかります。笑
こんなふうにおっちゃんとおしゃべりしたり。
来てる人たちの目的は、朝ごはんを食べることだったり、
野菜を買うことだったりするんだけど、
結果的につながりが保てたり、新たに生まれたりする。
こうやって、地域の人が月に1回、
集まって顔をあわせる機会ってめっちゃいいな~と思いました。
1時間ほど、朝市でのーんびりした後は、地域のフィールドワークへGO!
まず、朝市が開かれていた芝楽広場は、
もともと空き地だったところに芝を敷き、コンテナをドーンと2台持ってきて、
そこを地域のおっちゃんおばちゃんや若者子どもみんなで色を塗ったり、
デッキをつけたりして改装して今の状態になったんだそう。
このコンテナがまたおもしろいんですよ!
1つはチャレンジショップとして、地域の人が自分の出してみたいお店
(レストランとかマッサージ屋さん)を開けるようになってるんです。
今はデザイン事務所。
もう1つのコンテナは駄菓子屋さん。
3時から6時まで開いていて、中に座ってしゃべれるスペースもあって、
子どもたちの溜まり場になっています。
店番は地域の人たちが持ち回りでやっていて、
ここで、子どもたちとコミュニケーションをとることで、子どもの状況がつかめたりする。
芝楽広場には、コミュニティカフェNICOが隣接してるんですが、
このNICOもチャレンジショップとして、地域の若者が店長をしています。
おしゃれで雰囲気いいし、ご飯もすっごいおいしいですよ。
北芝は住民参加のまちづくりがすっごく進んでいるところです。
コミュニティ道路や公園など、行政任せにせずに、住民が集まって意見を出し合って、
どんなものにするか決めてきたんだとか。
ちなみにコミュニティ道路にあるケンパ道なるものがあります。
当時、小学校3年生だった子どもの意見が取り入れられたそう。
すごいですよね。
みんな楽しんでます。笑
私たちが昨日泊まっていた団地の集会所では、
週に2回「きたしば寺子屋」が開かれて、小学生たちが地域の人たちと勉強をしています。
北芝にはこんなふうに子どもやお年寄りの居場所や、
芝楽広場のような人が集う場所がいくつかあって、
そこを中心に人と人がつながれる仕組みが考えられていました。
他にもいろいろ面白いポイントはあるんですが、このぐらいにしときます。
(延々と書いちゃいそうなので。苦笑)
フィールドワークを終えて、
NPO暮らしづくりネットワーク北芝の前理事長・井上勉さん(愛称つーとんさん)から
北芝のまちづくりのお話を聞かせてもらいました。
北芝のモットーは、「お互いさま、助け合いのまちづくり」。
この日は、北芝で取り組まれている地域通貨のお話を中心でした。
北芝では、「100芝楽」っていう地域通貨というものがあります。
それを媒介にして、地域に住んでる人と人がお互いに自分が「できること」と
「してもらいたいこと」を、それぞれ交換し合う仕組みをつくったんだそう。
小学生が子どもNPOをつくって、
地域の清掃など地域の人に貢献できる活動をして地域通貨を稼いで、
それを元手にフリーマーケットを開催する、みたいなことがいろいろ起こったそうです。
こうやって地域通貨を循環させることで、
人と人がつながる仕組みができるっておもしろいですよね。
こうやって地域がゆるやかにつながっていくことで、居場所ができる人がたくさんいる。
もちろん子どもにとってもそうで、すごく大切な取り組みだなと思います。
その後、お昼ごはんをはさんで、午後からは地域の人たちがさらに合流。
北芝でこれからシステムをつくろうとしている「北芝キッズ」という
こども版地域通貨を使って、どんなことができるかをグループワークで考えました。
「こどもによる、こどものためのフリーペーパーとか作れるんじゃない?」
「朝ごはん食べてない子がいるから、NICOで朝ごはん屋をやれないかなぁ」
「じゃあ乳牛連れてきて、毎日子どもが交代で乳搾りとかよくないですか?」
「キッズカンパニーを立ち上げたいと思ってて・・・」
「これを使ったら、勉強をがんばろうって思える仕組みをつくれるよね!」
などなど、かなり盛り上がりました!
1つでも実現できたらいいな~。
参加者のMちゃんは、「フリーペーパー、マジでやりましょう!」と、
グループワークの後、地域の人に詰め寄って(?)ました。笑
参加者のみんなが今後も、この地域とつながってくれそうな予感がして、わくわくです。
その後、2日間を通しての振り返りをして、感想を出し合いました。
「つながるって大事だなーと思った」
「教育って、公立の学校のことしか考えてなかったけど、もっと広かったんだ」
「居場所って必要だなぁと思ったし、それをつくれる人になりたい」
「ほんまに楽しかった!」
うれしい感想をたくさんいただきました。
つーとんさんの話にもあったんですが、
出会いをつながりにするのが難しいんですよね。
でも、このツアーでの参加者のみんなとの出会いは、ぜったいつながりにしたいと感じました。
参加者のみんな、2泊3日お疲れさまでした^^
ありがとうございました!
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無題
たけださん、まいど!古野です。
つながる。
これですよね。
人とつながりたいって、
これはもう、本能やんね。
あなたたちのプランが
つながりを耕して育てるものになればいいなと思います。
いい結果を期待しています。
つながる。
これですよね。
人とつながりたいって、
これはもう、本能やんね。
あなたたちのプランが
つながりを耕して育てるものになればいいなと思います。
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プロフィール
HN:
CORE+
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
CORE+は「教育にかかわる一人ひとりが、自分たちで考え、選び、動く、社会文化を創造する」ことをミッションに活動しています。
さまざまな学校やこどもの居場所へのスタディツアーや、多様な学校や団体が一堂に集う教育の祭典EDU★COLLEなど、イベントの企画運営を主に行なっています。
●連絡・問い合わせ先
〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-14-7
project.core.plus@gmail.com
さまざまな学校やこどもの居場所へのスタディツアーや、多様な学校や団体が一堂に集う教育の祭典EDU★COLLEなど、イベントの企画運営を主に行なっています。
●連絡・問い合わせ先
〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-14-7
project.core.plus@gmail.com
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