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〜教育と、教育観を再構築し続けるコミュニティ〜
2024年05月19日 (Sun)
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2010年02月03日 (Wed)

私たちもプレイヤーとして参加してお世話になったedge2010のファイナルが3月6日に開催されます。
教育分野だと、学生部門がおもしろいです。
ファイナルに残っている3つとも教育・子どもにかかわるプラン。
社会問題にアプローチしたいという思いのある方はぜひ!行ってください。

--(転送歓迎)---------------------------------------------
その瞬間を見逃すな。
若手社会起業家、いざ舞台へ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社会起業家をめざす若者のためのビジネスプランコンペ
edge2010ファイナル(公開最終審査会)
http://www.edgeweb.jp/2010program.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今年で6回目を迎えるビジネスプランコンペ「edge」。
社会課題を解決する若者の事業プランを、先輩の社会起業家がメンター(助言者)となり、サポートしながら、選考・評価を繰り返し、実際に起業できるプランに磨き上げていく ブラッシュアップ型のコンペです。

edge2010は、2009年10月からスタート。
3回の審査を勝ち抜いた6組が、最終ステージに挑みます。

本格的な起業へ向けて、事業プランと想いのブラッシュアップを重ねきたファイナリストたちの言葉を、ぜひ会場 にてお聞きください!
また、みなさまの周りに、 「社会起業家」に関心を持っておられる方、 「社会起業家」を応援したいという気持ちをお持ちの方が いらっしゃいましたら、当案内をご転送・ご紹介いただけますと幸いです。

みなさまのお越しをお待ちしております!
────────────────────────
edge2010ファイナル開催概要
────────────────────────
【日 時】2010年3月6日(土)13:30~18:00 
☆交流会は、18:30~20:30(別会場にて)
【会 場】三宮研修センター
      http://www.f-road.co.jp/kenshu/access.htm
【主 催】特定非営利活動法人edge
      http://www.edgeweb.jp
【特別協賛】学校法人山口学園、積水ハウス株式会社
【協 賛】大阪信用金庫
【協 力】関西学院大学人間福祉学部社会起業学科、近畿労働金庫
────────────────────────
プログラム
────────────────────────

■ビジネスプランコンペファイナルプレゼンテーション
このファイナルプレゼンテーションの大舞台で、これまで
取り組んできたプランの発表を行います。

-----------------------------------
ファイナリスト(発表順)
-----------------------------------
edge2010ファイナリスト一覧・プラン概要を見る
http://www.edgeweb.jp/2010finalist.html

[学生チャレンジ部門] 
1 @school 
 あなたと作る奨学金~育ち、つながり、助け合う~
  http://blog.canpan.info/school/
2 駄菓子屋プロジェクト  
 青少年の「居場所」としての駄菓子屋プロジェクト
  http://blog.canpan.info/yanayana
 3 Chance for Children 
  学校外教育バウチャー(クーポン)制による
  子どもの貧困撲滅プロジェクト
  http://blog.canpan.info/cfcedge2009/

[社会起業家部門] 
1 Live on  
  グリーフサポートプラン
  ~遺族への情報提供と電話相談事業~
  http://blog.canpan.info/liveon
2 Pleasure Support株式会社 
  障害者支援プロジェクト CHANCE
  http://blog.canpan.info/pleasure/
3 Happy Beauty Project 
  坑がん剤投与による副作用や、脱毛症で
  お悩みの方の為のトータルビューティーケア
  サポートサービス「Wing」
  http://ameblo.jp/happybp/

-----------------------------------
最終審査基準
-----------------------------------
共感性 実現可能性 社会変革性  独自性 起業家性

-----------------------------------
最終審査員
-----------------------------------
三木 武志さん 
(学校法人山口学園ECC社会貢献センター&学生相談室本部統括責任者)
楠 正吉さん
(積水ハウス株式会社コーポレートコミュニケーション部CSR 室室長)
多田 信広さん
(公認会計士・税理士)
田村 太郎さん
(特定非営利活動法人edge代表理事)
山元 梢さん
(特定非営利活動法人外国人就労支援センター事務局長) 

■edgeコミュニティ・コミュニケーションタイム
edgeプレイヤー(edge2010ファイナリスト、歴代コンペ参加者)と来場者のみなさまとの交流、コミュニケーションを行う時間です。

■ビジネスプランコンペ最終審査発表・表彰式最優秀賞プランの発表と表彰式を行います。
 最優秀賞に輝くのは? 注目の瞬間です!

■ネットワーキング交流会
 社会起業家同士、若手社会起業家の支援者とのネットワークづくりを目的とした立食形式の交流会。
 社会起業家支援の輪を広げましょう。

────────────────────────
参加費・定員・申込方法など
────────────────────────
【参加費】500円
【交流会費】一般:4000円 学生:3000円 
【定員】200名(申込先着順)
【お申込み方法】
 申込みフォーム(下記)より申込みください。
 http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P30547360

────────────────────────
問い合わせ・申込み先
────────────────────────
特定非営利活動法人edge
edge2010コンペ事務局(担当:芝原、井上)
TEL:075-254-8617(特)ユースビジョン内  
E-mail:edgecompe@edgeweb.jp
http://www.edgeweb.jp
http://blog.canpan.info/edgeweb/

★イベントの詳細は、下記まで。
http://www.edgeweb.jp/2010program.html

★ファイナル当日の運営をサポートしてくださるボランティアも募集中!
http://blog.canpan.info/edgeweb/archive/214
 

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2010年01月29日 (Fri)

みどりです。
今日は朝から豊田旅行の豊田さんとカフェでミーティング。

で、ですね。
うれしい報告・お知らせです!!

来年の8月に予定している海外ツアーの行先と日程が決定しました!
行先はユニセフが行なった最新の子どもの幸福度調査で総合一位となっているオランダです!
ちなみに、2月16日にはオランダの教育から学ぶ講演会&ワークショップを行います。
(詳細はこちら http://coreplus.blog.shinobi.jp/Entry/78/

日程は8月4日~11日を予定しています。

オランダは、教育の多様性の国。
学校をつくる自由、教育を選ぶ自由が保障されています。
従来型の一斉授業スタイルでやっているところもありますが、イエナプランやドルトンプラン、モンテッソーリ教育など、多様な教育を行う学校があり、それらは行政からの補助を受けて経済的な格差にかかわらず、通えるようになっています。
今回のオランダツアーは、視察あり、交流あり、ちょっと観光もあり、の豪華な内容になりそうです^^
オランダの教育から、これからの日本の教育のあり方を考える旅になります。

詳細はこれから詰めていくので、ひょっとすると日程や行先が変更になることもあるかもしれません。
その点についてはあらご了承ください。

興味ある! 行きたい! 続報知りたい! という方は、
project.core.plus@gmail.com まで、まずはご連絡ください。
 

2010年01月19日 (Tue)
こんにちは^^
りんりんです。

最近はというと、卒論の提出にアップアップしています。。
でも、自分の問題意識が少しずつ明確になってきています。

そのへんの近況報告もまたさせてもらいますね~。


今日は、昨日行なった、フィールドスタディ沖縄の事前説明会の様子をレポートします

残念ながら、会の途中で写真をとることを忘れていて…
ちょっとビジュアル的にさみしい感じですが、お許しくださいm(_ _)m


昨日は、集まれる方で、計5人の方との事前説明会でした。
はじめに、CORE+って団体の紹介を軽くして、
その後自己紹介。
今回もステキなメンバーがそろっています

フリーペーパーの作成をしていたり、
行政のお仕事をしていたり、
教員志望のサークルで活動をしていたり、
野球をしていたり、
銭湯・焼き芋のバイトをしていたり。(神野的にはとてもツボでした。笑)

血液型談義に入ったりもしました。
ちなみに私は典型的なB型です
人生楽しいです、ハイ。



その後は、フィールドスタディの内容の説明&質問タイム
魅力的な訪問先、ステキなところばかり

今回訪問させていただくのは、
18日 アメラジアンスクール・イン・オキナワ
19日 珊瑚舎スコーレ(高等部・夜間中学)
20日 よみたん自然学校
20日 (仮)カタヤビラの学生と交流会
です

沖縄の学生さんとも知り合いになれたので、
これを機に、現地の学生とも繋がれたらオモシロイナーと思っています。


そして最後に、
作戦会議?!(笑)を行ないました。

見学先でしたいこと、見たいこと、聞きたいこと
フィードバックで考えたいこと、
沖縄で気になること、自分のテーマ
などなど、参加者の方に書いてもらいました。

結果、
今回のフィールドスタディでは、文集か報告書のようなものをつくろうということに
自分たちの学びの整理にもなるし、
CORE+の発信になる、といところまで参加者の方が考えてくれていました。(笑)




沖縄、メッチャ楽しみ!
2010年01月05日 (Tue)
明けましておめでとうございます!

新年の挨拶が遅れてしまいました。。
武田は元旦から体調を崩し、臥せっておりましたが、多少の体調不良やお正月ぼけは吹っ飛ばしてくれるような講演会&ワールドカフェのお知らせです。
今回はNPO法人 こども盆栽さんと共催企画。
リヒテルズさんは、会いたかった人ベスト5ぐらいに入る人なので、私自身も超わくわくしています。
ちなみにリヒテルズさんの本を読んで書いた過去のblogは下記です。
http://coreplus.blog.shinobi.jp/Entry/51/

以下告知文です。
blogやmixi日記やメーリングリストなどに転送・転載していただければとてもうれしいです!

□□□―――――――――――――――――――――→
『個性を伸ばす教育とは~教育多様性の国オランダに学ぶ~』
~リヒテルズ直子さん講演会&ワールドカフェ~
2月16日(火曜日)18:00~20:45(エル・おおさか@天満橋)
http://www.bombsight.net/xoops/modules/news/article.php?storyid=18
←―――――――――――――――――――――□□□


「孤独と感じる」と答えた子どもの比率(ユニセフの調査より)
日本 29.8%
オランダ 2.9%

少子高齢化を迎えたこれからの日本を考えると、
将来を担う子ども達が果たす
社会的役割・労働生産性は
増々向上していきます。

しかし、現状では、
日本の子どもたちは孤独を感じ、
将来に対しても前向きな
職業観を持つ状況にはありません。
(ユニセフ調査より)

一方で、オランダはユニセフの
子ども幸福度調査の中で総合一位となっています。
これは、何が原因なのか。今、生じている結果ではなく、
その原因を探る試みをリヒテルズさんの講演の中で
行ってみたいと思います。

そして、その原因を突き止めた後、
私たちに何ができるかを会場にいる皆様と
ワールドカフェという手法を使って
ダイアログ(対話)していきます。


主催 NPO法人こども盆栽
http://www.bombsight.net/xoops/modules/pukiwiki/26.html

共催 教育の多様性体感プロジェクトCORE+
http://core-plus.jimdo.com/


□□□―――――――――――→
概要について
←―――――――――――□□□

□ 日時 2010年2月16日(火)
18:00~20:45(開場17:50)
(途中参加も可能です)

□ 会場 エル・おおさか606会議室
大阪市中央区北浜東3-14 
地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

□内容
第一部:リヒテルズ直子さんの講演 90分

第二部:ワールドカフェ 60分


□ 会費 2,500円/人
(会場費、運営費)

□ 定員 100名(※恐縮ですが、
先着順にて定員到達しだい締め切ります)

□ 内容
●第一部 「ゲストのトーク」
ゲスト:リヒテルズ直子さん
オランダと日本の教育の違いに
焦点を当て、お話を伺います。

●第二部 「ワールド・カフェ・ダイアログ」
第一部で出た話題とテーマをもとに
創造的な対話と場を創り出す手法、「ワールド・カフェ」
によって参加者全体での対話を行います。

□ お申込
下記申込みフォームからご登録ください。
http://www.bombsight.net/xoops/modules/eguide/event.php?eid=18

ご不明な点がございましたら、
osaka2008@bombsight.net 担当:松浦まで
お気軽にご連絡ください。

□ゲストの紹介
リヒテルズ直子さん
http://www.naokonet.com/profile.htm

下関に生まれ、福岡市で育つ。九州大学大学院修了。
修士課程まで比較教育学を専攻、その後、同大学院社会学科博士課程に編入。1981-83年、国際文化教育交流財団から報償奨学金を受け、マレーシア国立マラヤ大学に研究留学、のち1985年博士課程単位取得満期退学。
1983-96年、オランダ人の夫に伴い、ケニア、コスタリカ、ボリビアに在住。この間、長男長女を出産の傍ら、翻訳・通訳業(英語・スペイン語)に従事。ボリビア国立サンアンドレス大学で大学院生に社会学講義を行う。
1996年よりオランダ在住。1999年より「リヒテルズ直子のオランダ通信」を開始、2002年よりインターネット上で公開。オランダの教育・社会事情を発信し続け、日本でも公演・ワークショップの企画開催、執筆など旺盛な活動を展開。オランダにおいても、日本の大学研究者、文部科学省委託現地調査などで、現地研究者として協力。

朝日新聞、長崎新聞などで、連載記事執筆。「日本教育新聞」「教育と医学」「NHK社会福祉セミナー」「学誌」「クーヨン」「アプローチ」などの定期刊行物に記事執筆。


■本講演に参加される方は、ぜひ下記URLに記載してあります。
講演記録をご覧の上、お越しいただけるとより深く
この場をお楽しみいただけます。

http://www.mfa.nl/tok-jp/item_65197/
(オランダ大使館主催  日蘭共同教育改革シンポジウム
共生を学ぶ場としての学校 - いじめや不登校を防止し子どもの自己肯定感を育てるには)

■なお、当日書籍の販売も行っております。 

7192a150.JPG

 
2009年12月25日 (Fri)
きのくにを卒業し、私は地元公立校へ進学しました。
このときに感じた様々な疑問が、私の教育への問題意識が生まれた原体験です。

 
高校時代は、自分史上一番尖っていた時期です。
最近では、色々な人と話す中で、相手の立場や思想を考え、婉曲的な表現に変えたり、
また、自分自体の考え方も変わってきていて、
そんなに極端な表現をすることをは少なくなってきました。(少ないと、自分では思っていますが、どうでしょう。)
そういった理由で、最近ではむしろ、極端な考えや意見を言うことが出来なくなってきました。
 
だけど。
自分の現在の思考・思想への「足跡」をちゃんと振り返るためにも、
ここでは、少し極端な表現になっても、そのときの自分の考えや感覚をしっかりと振り返っていきたいと思います。
 
偏っているところ、見えていないところも多くあるかと思います。
だけど、「そのまま」を出させてください。
 
 
*   *   *   *   *
 
 
高校では、本当に毎日が驚きの連続だった。
【学校】【教師】【生徒】【授業】【学び】【教育】【ルール】【社会】【常識】
それらが、前提から全て違っていた。
『異文化』という言葉がピッタリくる。
異国の地に来た気分だった。
同じ日本語を話しているはずなのに、同じ日本で生まれ育っているはずなのに、
何を話しているのか理解が出来ないし、言葉が通じないと思った。
言葉に込められた、思いや、感覚や、思考や、価値観が。
 
しかも、自分以外の人間は、理解し合っているように思った。
自分にとっては『異文化』であったその環境は、そこにいた人にとっては『当たり前の世界』であった。
自分が宇宙人になってしまったような気分になった。
 
 
入学して早速行われたオリエン合宿での集団行動指導は、
集合や行進の仕方の練習を行い、
一番遅いチームは体育館の中を走るという罰が与えられるものであった。
繰り返し「○○高校生としての自覚を!」と声高に叫び続ける
生徒指導の教員に対する恐怖感により、集合・行進を繰り返す様子に、
どこか別の世界に来てしまったのだという感覚を持ったことを覚えている。
今にして思えば、入学当初は締め付けを強化している時期だったのであろう。
 
1ヶ月に1度は必ずある服装検査では、教員4~6人囲みで、
髪型・眉毛・ピアス・スカート丈・靴下・化粧の有無等、
それこそ頭の先から足の先まで検査されていた。
爪をチェックしてもらい、次に髪型をチェックしてもらう教員のところに行き、
次にスカート丈を…という流れはまるで、
ベルトコンベアーを流れ、優・秀・良・可・不可をつけられ出荷される商品の気持ちであった。
 
高校2年生から本格化する進路指導では、どこに進みたいかというよりも、
偏差値を見ての指導がなされていたし、生徒の側も偏差値を見て志望校を決めていた。
現在の偏差値から±5程度のところが進学先として有力になってくる。
自らの偏差値の10上や逆に下を志望する生徒はいなかった。
 
授業は、眠るための時間、もしくは話をしたり手紙交換をするための時間だった。
はじめてその授業光景を見たときは、驚いた。
だれも、授業の内容に集中していないし、教師の側もそういうものだと授業を進める。
しっかりと授業を聞き、あてられてもいないのに質問をしようものなら、
「真面目」という『マイナスの評価』を生徒から付けられる。
義務教育は中学まで。高校に進学を【決めた】ということは、
何かそれぞれに高校への意志があったのではないかと、私はそれまで思っていた。
現実は、行くのが当たり前だから、みんな進学していただけの話だった。
 
 
初めの1年、特に半年間は、本当にしんどかった。
自分の中の常識が、ガラガラと音を立てて崩れていった。
かといって、みんなの見ている『当たり前の世界』を同じように『当たり前』と見て、
その文化に染まることも出来なかった。
牢獄に囚われる夢、「1-1-13 神野有希」と自分に囚人番号が付けられる夢を見た。
 
 
 
そんな中で、はじめ、【敵】は自分と同じ立場にある生徒だと認識した。
 
具体例をあげればキリがない。
小さなことでは弁当を食べるグループが毎回固定であることから始まった。
 何でそんなにグループにこだわるのか、一人だと耐えられないのか。
 何で一人でいる子を見ると、可哀想という感情になるのか。友達探しに必死なのか。
授業への消極的な参加は、あり得ないと思った。
 来たくなければ来なければ良い。学ぶ気がないのなら何故進学を選んだのか。
 自分がそのときにその学習に興味が無いのならそれでいいけど、
真面目に学ぶ子にカッコ悪いとラベルを貼るのは何で。
アンケートや感想文での、建前の文章も気に入らなかった。
 本当はそんなこと思ってないでしょ。
教員や学校側が求めているだろう答えを書いたり発言して、何が感想文だ。
靴下27㎝まで、喫茶店・カラオケボックスへの生徒だけへの入店不可。ばれない様に。
 何でそんな時代錯誤なルールを続けるのか。変えようよ。
 服装検査のときだけ髪もくくってスカート下ろして、体育館を出た瞬間元に戻すその努力は何。
その判断基準、どうなのよ。
 正しいか正しくないか、自分が善いと思うか悪いと思うかではなく、
 褒美や罰が与えられるから、みんながしているからという判断基準が、あまりに一般的なことに落胆した。
 
正直に振り返ると、はじめ私は、同じ立場にある生徒を見下していた。
変化が起きたのはすぐだった。
 
何人かと遊びに行ったり、話をすることがあったんだけど、
生徒の多くは、学校を離れ個別で話すと自らの意見や見方を持ち、考えていた。
見下していた自分が恥ずかしくなる位、私以上に考えている子なんてたくさんいた。
だけどどういう訳か、学校へ入ってしまうと彼らは自分の本心をあまり出さずに、
授業中やホームルーム・集会・服装検査、すべてのときにおいて【生徒という役割】を演じていた。
【学校】では考えることを、自らの意思を持つことを、それを表明することを止めているように感じた。
彼らにとって、学校というのは自らのままで関わっていく場所ではないという認識があったように思う。
 
 
なんで生徒がこうなんだろう、なんで学校ではこうなるんだろう。
そう考えると、すぐに次の敵は【教師】になった。
高校時代、私は、先生が大っ嫌いだった。
 
授業は聞くもの、という姿勢。
ルールは守るもの、という姿勢。
高校生には高校生らしさ、中学生には中学生らしさ、という姿勢。
 
教員の絶対的な権威による統一。
本音と建て前を使い分ける文化、そしてそれが社会なのだという認識。
集団心理を利用した見せしめや連帯責任による教員の指導。
校則は理由の説明ができなくても決まりだから守らせる。
生徒の進路は学校のレベルに関係するからという理由で、力を入れる進路指導。
 
校則ひとつをとっても、その校則自体に意味があるのであれば、
教師の役割は意味を伝えるだけ、考える機会をつくるだけでいいはず。
意味の無い校則を無理やり守らせないといけないから、力でもって征服するのだ。
授業も、学ぶ内容に意味や意義を教師自身が感じていないから、力でもって前を向かせるしかない。
 
 
何で教員はこうなるんだろう。何で。
しばらく考えると、敵は【学校】と、家庭であったり【社会】というものになった。
 
進路の数値を上げるのは、地域や世間からの評価があるため。
自分のクラスで生徒の指導をするのは、他の先生からの評価があるため。
偏差値による進路指導も、多数の親が求めていることでもある。
生徒の出る杭を打つのは、生徒が出たことによって自分が出る杭になるのを防ぐため。
 
理由は何となく分かるけど、でもそれで良いの?
この人達は、何で教師という仕事をしているんだろう?
 
 
【教師】も【学校】も【世間】や【社会】も、敵だった。
嫌いだったし、恐ろしかった。
 
本当に、本当に嫌いだった。
ときには個人面談の時に、ときには放課後涙ながらに、自分の感情を担任の先生にぶつけ続けた。
ここでの学びはおかしい。
ここでの教育はおかしい。
なぜ、教師にとっても生徒にとっても苦役になっているのか。
そんな学びに、授業に、ルールに、一体何の意味があるのか。
なんの為に学校があって、なんの為に教育があるのか。
先生は、何も感じないんですか?
私は、おかしいと思います。
 
今にして思えば、担任の先生は悪い先生じゃなかった。
申し訳ないことをしてしまったなとも強く思う。
 
 
私の考え方が大きく変わったのは、その先生との話をしているときだった。
いつもは聞いていたり、うまいことやり過ごしていた先生のポロっと出た一言。
 
 
 
「お前は、現場の教師が、これで良いとか、何も疑問を感じずにやっていると本当に思っているんか?
理想とすることや、疑問に思うことがある中で、それでも現実の中で葛藤している教師の、
その何を知っているんか?
お前の言っていることは分かるし、ある面とても正しい正論だとも思うけど、
この学校の生徒を、教師を、学校を、一面的に否定しているように、悪だと言っているようにしか思えない。」
 
 
 
言った後に、言ってしまったという態度をとっていた先生の、
この本音の一言が、私はずっと忘れられない。
 
ああ、この人たちは、ここは、【敵】じゃなかった。
私を苦しめているように思えた【先生】や【学校】【世間】【社会】は、敵じゃなくて、
色々な繋がりの中で、関係性の中で、
それ自体が苦しみながら、そうならざるを得ないような形に、今なってしまっているんだ。
 
 
じゃあ、いったい敵はどこにいるんだ?
敵は何なんだ?
 
散々教師や学校を敵だと認識してきた高校の3年間。
卒業する間近に、「そうではない」と思った出来事だった。
 
 
高校時代の思索は、もう少し続く。
 
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CORE+は「教育にかかわる一人ひとりが、自分たちで考え、選び、動く、社会文化を創造する」ことをミッションに活動しています。
さまざまな学校やこどもの居場所へのスタディツアーや、多様な学校や団体が一堂に集う教育の祭典EDU★COLLEなど、イベントの企画運営を主に行なっています。

●連絡・問い合わせ先
〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-14-7
project.core.plus@gmail.com
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